2022.09.15
プレスリリース
令和4年9月15日
株式会社立飛ホールディングス
立飛プレスリリース 世界で唯一 機体全体が残る 一式双発高等練習機 最後の一般公開イベントのお知らせ
株式会社立飛ホールディングス(本社:東京都立川市、代表取締役社長:村山 正道)は、令和4年10月27日(木)から30日(日)までの4日間、一式双発高等練習機を一般公開します。同時に弊社が製作保有するR-53型軽飛行機、R-HM型軽飛行機も公開します。
平成24年9月に青森県の十和田湖に沈んでいた「一式双発高等練習機」が69年ぶりに引き揚げられました。同機は、弊社の前身である立川飛行機株式会社が製作したもので、日本国内において現存する唯一の機体として青森県三沢航空科学館に展示されていました。視察の際、機体に残る「立川飛行機株式会社」の銘板を目にし、同機の雄姿やかつて立川飛行場及び立川飛行機を中心として、科学技術の最先端を誇っていた街の歴史を伝えることが弊社の使命であると感じ、令和2年11月に同機を譲受いたしました。当時の技術が残る飛行機を通じて、地域のみなさまにも歴史の一端に触れていただければ幸いです。
一般公開イベントは今年が最後の予定ですので貴重な機会になるかと思います。また、今回は一式双発高等練習機に加えて、弊社が戦後に製造したR-53機とR-HM機も併せて公開致します。
(1) 日 程:令和4年10月27日(木)~10月30日(日)の4日間(含土曜日、日曜日)
(2) 時 間:10時から16時00分(受付は15時45分まで)
(3) 公開場所:一式双発高等練習機 弊社南地区 5号棟(東京都立川市高松町一丁目100番地)
R-53機型軽飛行機 GREEN SPRINGS 2F (東京都立川市緑町3番1)
パブリックスクエア
R-HM機型軽飛行機 GREEN SPRINGS 2F TAKE OFF– SITE 内
(4) そ の 他 : 入場無料
※ コロナ対策を充分に講じたうえで開催します。検温、消毒、マスクの着用にご協力をお願いします。
一式双発高等練習機の公開場所は、弊社南地区内です。同地区はゲートで入出管理しており、構内ではテナント関連の車両等が頻繁に行き交っているため、来場者の安全確保面から、次の要領で運営させていただきますので、ご留意願います。
(1) 会場受付は南地区正門で行います(地図ご参照)
(2) 来場手段:自動車、オートバイおよび自転車によるご来場はご遠慮ください
(3) 写真撮影:公開する会場内以外の撮影は厳禁とさせていただきます
昭和15年製作開始。累計機数1,342機。
陸軍から多目的双発練習機の試作指示があり、立川飛行機にとっては初めての双発、全金属製、引込脚の機体を製作した。(青森県立三沢航空科学館資料より抜粋)
R-52型の改良型として昭和28年に完成。累計機数1機。
R-52とともに昭和29年9月に北海道から九州まで全国都市訪問飛行に成功した。
フランス人技師のアンリ・ミニエ氏が設計。「プー・ド・シェル(空のシラミ)」の愛称で呼ばれた。
低速での飛行が可能な反面、高度な操縦技術が要求されたことから、量産に至らず。
以上
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社立飛ホールディングス
担 当:広報部 執行役員 阿部
TEL:042-536-1111
FAX:042-536-0071
E-mail:general@tachihi.co.jp